こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。
ギター初心者の悩みの一つ。
「練習したいのに、指が痛い!」
「よし、今日も練習するぞ!」とやる気はあっても、ギターを触るたびに指先がジンジン…
弦を押さえるのがつらくて、やる気がしぼんでしまった——そんな経験、ありませんか?
実はこれ、ほぼすべてのギター初心者が通る道です。
今回はこの“指痛”の対処法をお伝えしていきます!
自身の体験も交えながら、
- 指の痛みをどう克服するか
- ギター練習をどう継続できたか
を、わかりやすく解説していきます。

なぜ指が痛くなるのか?
ギター初心者が指を痛める主な理由は、次の2つです。
- 弦が金属で、指先に強い圧力がかかる
- 指がギターに慣れておらず、皮膚が柔らかい
少し語弊があるかもしれませんが、ギターを始めたばかりの時期は筋トレに似ています。
筋トレの翌日に筋肉痛が出るように、「指の痛み」はあなたの指がギターに適応しようとしている証なんです。
痛みを乗り越える!5つのSTEP
① 1日の練習時間を短くする(15〜30分)
頑張りすぎて、いきなり1〜2時間も練習していませんか?
ギターは“短時間でも毎日触る”ことが上達への近道。
15分だけでも、毎日継続すれば指は必ず慣れてきます!
② 弦のゲージを変えてみる
- エレキギターの場合:
「09-42」や「08-38」など、細めの弦に交換してみましょう。 - アコースティックギターにも細いゲージがあるので、要チェックです。
- ナイロン弦のクラシックギターを持っている方は、指が痛い日はそちらで練習するのもオススメ!
初心者向けギターは、弦の太さやセッティングを工夫することで弾きやすくなります。
わからない場合は、先生や楽器店スタッフに相談してみましょう。
③ コードより単音練習からスタート
いきなりたくさんのコードを押さえようとしていませんか?
まずは1本ずつ弦を弾く単音練習がオススメ!
- 簡単なメロディ(例:『ラブ・ミー・テンダー』)をTAB譜で練習
- 指を1〜2本だけ使うような簡単なフレーズを繰り返し練習
「音が出せる=楽しい」感覚を大事にして、無理なく続けましょう。
④ 痛い日は“とりあえずギターに触るだけ”でもOK!
どうしても指が痛い日は、無理せず触るだけでOK!
- ネックを軽く握る
- コードフォームを指で作ってみる
- チューニングや、ギターのボディを拭く
「ギターに触れる習慣」を途切れさせないことが大切です!
⑤ モチベーションを保つ工夫をしよう
上達する前に心が折れそうになる…それは誰にでもあること。
だからこそ「練習したくなる仕組み」を作っておくのが大切です。
- 好きなアーティストの曲(できれば簡単な曲)に挑戦
- 録音や動画を残して、自分の成長を実感
- SNSで「今日は〇〇を練習した!」と発信してみるのも◎
最後にまとめ:
指の痛みの先には、ぜっっったい「楽しい」が待っています!
指が痛いのは、あなたがギターと向き合っている証拠。
そして、指先は必ず強く・硬くなっていきます。
あのジンジンした痛みを「なつかしいな」と笑える日が、きっと来ます。
楽しみながら、今日もギターに触れてみましょう!
この記事を書いたのは
【ギター講師】荒川清貴 Kiyotaka Arakawa
兵庫県出身
バークリー音楽大学卒業
3歳からクラシックピアノを学び14歳からギターに転向。
アメリカンブルース、60~70年代ブリティッシュロック、モータウン、90年以降のアメリカンハードロック、オルタナティブロックから多大な影響を受ける。
自身がリーダーを務めるバンドでの活動やオルタナティブロックバンドのメンバー、アコースティックシンガーソングライターのサポート、
パンクロックバンドのメンバーとしての活動を通じて都内のライブハウスから幕張メッセでのライブや様々なレコーディングセッションを経験。
歌を活かすリフメイキング、バッキングやコードワークを得意としている。