こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。
「指がつりそう…」「音がならない/途切れる…」
バレーコードは、ギター初心者にとって最初の大きな壁です。
ギターを始めたばかりの頃、必ずといっていいほどぶつかるのがバレーコード(セーハコード)。
中でも有名なのはFコードですね。
私も最初はFコードを押さえようとして、
- 「指が痛すぎて弾けない…」
- 「全部の音が鳴らない…」
と、何度も挫折しかけました。
でも、少しずつコツを掴んで練習を続けた結果、ちゃんと音が出るようになりました。
今回は、そんな「バレーコードが押さえられない人のための解決法」をご紹介します!

バレーコードとは?
バレーコード(セーハコード)とは、1本の指で複数の弦を押さえるコードのこと。
人差し指で1フレット全体を押さえるようなフォームが代表的です。
バレーコードが押さえられない主な原因
まずは、うまく押さえられない原因を確認してみましょう。
- 指の力が足りない:指の筋肉がまだ弱く、弦をしっかり押さえられていない。
- フォームが崩れている:親指の位置や手首の角度が悪く、うまく力が入らない。
- 弦が硬い・ギターのセッティングが合っていない:弦高が高かったり、弦のゲージが太いと初心者にはつらい。
前回の記事でも触れましたが、弦のゲージを細めに替える、セッティングを見直すことも効果的です。
バレーコードを押さえるための3つのポイント!
① 初めは完璧を目指さない
最初から6弦すべてがキレイに鳴る必要はありません。
まずは2〜3弦でもしっかり鳴らせるようにすることを目標にしましょう。
「ちょっと音が出た!」という小さな成功体験が、モチベーション維持のカギになります。
② 指の真ん中ではなく“側面”を使う
指の腹ではなく、指の側面を使って押さえると力が入りやすくなります。
手首を少し前に出して、ネックを前斜めから握るようなフォームを試してみましょう。
③ 親指の位置を調整する
親指は、ネックの裏の真ん中〜少し下に置いてみましょう。
ネックを“握り込む”のではなく、指板の裏から挟むようなイメージが大切です。
バレーコードは「握る」より「挟む」感覚がコツです。
まとめ:バレーコードは必ずできるようになります!
バレーコードは、正しいフォームで練習を続ければ、誰でも突然押さえられるようになる日が来ます。
だからこそ、あきらめず・焦らず、「少しずつの進歩」を楽しみながら練習してみてください!
Fコードが鳴る日が、あなたにもきっと訪れます。
この記事を書いたのは
【ギター講師】荒川清貴 Kiyotaka Arakawa
兵庫県出身
バークリー音楽大学卒業
3歳からクラシックピアノを学び14歳からギターに転向。
アメリカンブルース、60~70年代ブリティッシュロック、モータウン、90年以降のアメリカンハードロック、オルタナティブロックから多大な影響を受ける。
自身がリーダーを務めるバンドでの活動やオルタナティブロックバンドのメンバー、アコースティックシンガーソングライターのサポート、
パンクロックバンドのメンバーとしての活動を通じて都内のライブハウスから幕張メッセでのライブや様々なレコーディングセッションを経験。
歌を活かすリフメイキング、バッキングやコードワークを得意としている。