こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。
ギターアンプの役割とは?
エレキギターはアンプを通さないと本来の音が鳴りません。アンプはただ「音を大きくする」だけでなく、「音色を作る」ための大切な機材。初心者のうちは、アンプのツマミが多すぎて何がなんだかわからない…という人も多いですが、実は基本の考え方を知っておくだけで、自分好みの音作りがぐっと楽になります。
アンプの基本構造とツマミの意味
- Gain(ゲイン)
・音の歪み(ひずみ)の量を決めるツマミ。
・上げると音がザラついてロックっぽくなる。下げるとクリーンで澄んだ音。 - Volume(ボリューム)
・音量を決めるツマミ。
・ゲインとセットで調整すると、歪み具合と音量のバランスが取れる。 - EQ(イコライザー)
・音のトーン(音域バランス)を調整する。
・Bass(低音):ドシっとした重み。
・Middle(中音):音の太さや存在感。
・Treble(高音):シャリッとした明るさ。 - Master(マスター)
・全体の最終的な音量。
セッティングの基本手順
- STEP 1:すべて12時の位置にする(フラット)
EQやゲイン、ボリュームをすべて中央(時計の針でいう12時)にしてスタート。
ここを基準にして少しずつ調整していく。 - STEP 2:ゲインで歪みを調整
歪ませたいジャンル(ロックやメタルなど)ならゲインを上げる。
クリーンやジャズっぽい音なら低めに。 - STEP 3:EQで音のキャラクターを整える
音がこもってる → Treble(高音)を少し上げる。
音が軽い・細い → Middle(中音)やBass(低音)を足して太さを出す。 - STEP 4:ボリュームとマスターで音量調整
最終的な出力をここで決定。自宅練習では上げすぎないよう注意しましょう!
失敗しないためのコツ
- 一気にツマミを回さない → 少しずつ変えて、耳で違いを確認。
- 自分の耳を信じる → 数値より「かっこいい」と感じる音が正解。
- 部屋や音量によって音は変わる → 同じセッティングでも環境次第で印象は変わるので臨機応変に!
音作りもギターの一部!
アンプのセッティングは難しく見えるかもしれませんが、やればやるほど自分の理想の音に近づいていきます。ギターの演奏と同じように、音作りも「経験と耳」で育っていくもの。
最初は「なんか違う…」と思っても大丈夫。少しずつツマミを回して、自分だけのサウンドを探してみましょう!