「キー(Key)」って何?初心者向けにざっくり解説!

こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。

ギターを練習していると、曲の解説や理論の話でよく出てくる言葉「キー(Key)」。
「この曲はCのキーです」「キーが変わると雰囲気が変わるよ」なんて言われても、最初はピンとこないですよね。
今回はギター初心者の方向けに、「キー」って何?どうして大事なの?を、ざっくり&簡単に解説したいと思います。


そもそも「キー」ってなに?

ざっくり言うと、その曲の“中心になる音”と“使われる音のルール”のことです。
たとえばキーがCの曲なら、基本的にCメジャースケール(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ)の音を使って構成されています。
つまり、「Cを中心にして、この7つの音をベースに作られた曲ですよ」というのが「Cのキーです」という意味です。


キーがあると何がわかるの?

キーがわかると、こんなことが見えてきます!

  1. どんなコードが出てくるか予想できる
    → キーが“Cメジャー”なら、C、Dm、Em、F、G、Am、Bdimといったコードが登場しやすいです。これがダイアトニックコードです。
  2. どのスケールを使ってソロを弾けばいいかわかる
    → キーが“Aマイナー”なら、Aマイナーペンタトニックを使えばハマる!という感じ。
  3. 曲の雰囲気や色がつかめる
    → Cメジャー=明るい、Aマイナー=切ない、みたいな感覚も持てるようになります。

ギターと「キー」の関係

ギターでは、曲に合わせてコードを押さえたり、スケールを弾いたりします。
キーを意識すると「このキーならこのコード進行が使える」「このポジションでスケールが弾ける」という理解につながります。

例:
・Cメジャーのキーなら、よくあるコード進行は「C → G → Am → F」など
・Aマイナーのキーなら、「Am → Dm → E」などが多い


Q. メジャーキーとマイナーキーってどう違うの?

  • メジャーキー:明るくポップな印象(例:Cメジャー)
  • マイナーキー:少し切なかったりカッコいい印象(例:Aマイナー)

ちなみに、CメジャーとAマイナーは同じ音を使っています!(平行調といいます)


Q. キーがわからなくてもギターは弾けるの?

→ はい、弾けます!
でもキーを意識すると、コードのつながりが自然に覚えられたり、耳コピがしやすくなったりして、演奏の幅がグンと広がりますよ。
この記事をきっかけに少しでも音楽理論に興味を持ってもらえると嬉しいです!

【初心者向け】エレキギターのアンプセッティング、基本の考え方

こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。

ギターアンプの役割とは?

エレキギターはアンプを通さないと本来の音が鳴りません。アンプはただ「音を大きくする」だけでなく、「音色を作る」ための大切な機材。初心者のうちは、アンプのツマミが多すぎて何がなんだかわからない…という人も多いですが、実は基本の考え方を知っておくだけで、自分好みの音作りがぐっと楽になります。


アンプの基本構造とツマミの意味

  • Gain(ゲイン)
    ・音の歪み(ひずみ)の量を決めるツマミ。
    ・上げると音がザラついてロックっぽくなる。下げるとクリーンで澄んだ音。
  • Volume(ボリューム)
    ・音量を決めるツマミ。
    ・ゲインとセットで調整すると、歪み具合と音量のバランスが取れる。
  • EQ(イコライザー)
    ・音のトーン(音域バランス)を調整する。
    ・Bass(低音):ドシっとした重み。
    ・Middle(中音):音の太さや存在感。
    ・Treble(高音):シャリッとした明るさ。
  • Master(マスター)
    ・全体の最終的な音量。

セッティングの基本手順

  1. STEP 1:すべて12時の位置にする(フラット)
    EQやゲイン、ボリュームをすべて中央(時計の針でいう12時)にしてスタート。
    ここを基準にして少しずつ調整していく。
  2. STEP 2:ゲインで歪みを調整
    歪ませたいジャンル(ロックやメタルなど)ならゲインを上げる。
    クリーンやジャズっぽい音なら低めに。
  3. STEP 3:EQで音のキャラクターを整える
    音がこもってる → Treble(高音)を少し上げる。
    音が軽い・細い → Middle(中音)やBass(低音)を足して太さを出す。
  4. STEP 4:ボリュームとマスターで音量調整
    最終的な出力をここで決定。自宅練習では上げすぎないよう注意しましょう!

失敗しないためのコツ

  • 一気にツマミを回さない → 少しずつ変えて、耳で違いを確認。
  • 自分の耳を信じる → 数値より「かっこいい」と感じる音が正解。
  • 部屋や音量によって音は変わる → 同じセッティングでも環境次第で印象は変わるので臨機応変に!

音作りもギターの一部!

アンプのセッティングは難しく見えるかもしれませんが、やればやるほど自分の理想の音に近づいていきます。ギターの演奏と同じように、音作りも「経験と耳」で育っていくもの。
最初は「なんか違う…」と思っても大丈夫。少しずつツマミを回して、自分だけのサウンドを探してみましょう!

エレキギターのピックの選び方

こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。

「エレキギターのピック、どれを選べばいいの?」
ピックは小さな道具ですが、実は音のニュアンスや弾きやすさを大きく左右する重要なアイテム。この記事では、ピックの基本的な種類と選び方をわかりやすく解説します!


ピックの形の種類と特徴

  • トライアングル型(ティアドロップより大きめ)
    ・安定感があり、しっかり握れる
    ・ストロークが多いジャンルや初心者におすすめ
  • ティアドロップ型(涙型)
    ・多くのギタリストに使われるスタンダード
    ・単音弾き、速弾き、オールラウンドに対応
  • ジャズ型(小さめ)
    ・小さくて硬く、コントロールしやすい
    ・速弾きやテクニカルなプレイ向け

ピックの厚さ(硬さ)の選び方

ピックの厚さはプレイスタイルや音色に大きく関わります。

Thin(0.3〜0.6mm)

特徴:柔らかくてしなる
向いているプレイスタイル:ストローク、コード弾き

Medium(0.6〜0.85mm)

特徴:バランスが良い
向いているプレイスタイル:初心者全般、オールラウンド

Heavy(0.9mm以上)

特徴:硬くてしっかりしたアタック
向いているプレイスタイル:単音リード、速弾き

※厚さの数値はおおよその目安です。


素材による違いもチェック!

  • セルロイド:柔らかめで温かい音、最もポピュラー
  • ナイロン:柔軟で滑りにくく、軽いアタック
  • ウルテム / トーテックス:耐久性が高く、はっきりした音
  • アクリル / 金属系:個性的な音色、特殊なプレイ向き

初心者へのおすすめは?

  • 形:ティアドロップ型
  • 厚さ:ミディアム(0.7〜0.8mm程度)
  • 素材:セルロイドやトーテックス

最初は1種類にこだわらず、いくつかのピックを試してみるのが一番です。100円〜で買えるので、気軽にいろいろ試して「自分にしっくりくる1枚」を探してみましょう!


ピックの消耗にも注意!

ピックは使っていると先が削れたり欠けたりします。
音や弾き心地が変わってきたら、早めに交換するのがおすすめです。


ピック選びは「自分の音探し」の第一歩

「正解のピック」は人それぞれ。
手の大きさ、弾く曲のジャンル、演奏スタイルによってベストなピックは変わってきます。

だからこそ、最初のうちはいろんな形・厚さ・素材を使ってみることがとても大事。
ピックを変えるだけで、驚くほど演奏しやすくなったり、音が変わったりしますよ!

弦がサビやすくなる?夏のギター保管術

こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。

夏はギターにとって意外と過酷な季節。
ギターの置き場所や扱い方などによってはトラブルが起こることも…
今回は、夏のギター保管で気をつけたいポイントと、おすすめの対策グッズを紹介します!


夏は弦がサビやすいの?

原因は主にこの2つ!

  1. 急激な温度差
     → 外気とエアコンの効いた室内の温度差が大きい場合、金属部(弦・ペグなど)に結露が起きることがあります。
  2. 汗や皮脂
     → ギターを弾いた後、汗・皮脂が楽器についたまま放置していませんか?

ギターの保管に最適な環境とは?

  • 温度:18〜25℃前後
  • 湿度:40〜60%が理想的

日本の夏は湿度が高く、さらにエアコンで乾燥しすぎることもあるので、どちらも油断できません。


夏のギター保管術 4つのポイント!

① ハードケース or ソフトケースに保管する

ケースに入れておくことで、温度・湿度変化を緩やかにします。またホコリや汗からも守れます。

② 湿度調整剤をケースに入れる

おすすめグッズ
・Moisregart モイスレガート ギター用
・D’Addario ダダリオ ギター用湿度調整剤 Humidipak Maintain Kit

湿度の変動を抑えることで、ネックの反り・弦のサビ・ボディのひび割れなどのトラブルを防げます。

③ 弾いた後はクロスで拭く

汗や皮脂がついたままにしておくと、弦やフレットがサビる原因に。
→ 弾いたらすぐにクロスでネック・弦をふき取る習慣を!

④ エアコンの風を直接当てない

ギターに風が当たると乾燥が急激に進行します。
→ 直射日光を避け、空気が循環しつつも温度・湿度が安定した場所で保管してください。


夏のギター保管は、「湿度と温度のバランス」が命。
大切なギターを夏のトラブルから守るため、快適な環境を作っていきましょう!

夏休みを使ってギター上手くなろう!!!

こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。

夏休みって、自由な時間が多くて最高ですよね。旅行、海、バイト、友達と遊ぶ…いろいろやりたいことはあるけど、「この夏で、ギターをめちゃくちゃ上手くなってやる!」
そんな気持ち、ありませんか?

今回は、夏休みを使ってギターが上達するコツをまとめてみました!


① 毎日ちょっとでもギターに触れる

「1日〇時間練習!」って決めるのもいいけど、続けるのが大変で挫折してしまうと意味がありません。
それよりも“毎日ギターに触る”習慣をつける方が長期的に見ると確実に上手くなれます。

  • 午前中に5分、なんとなく弦を鳴らすだけでもOK
  • 寝る前にコードを2〜3個押さえるだけでもOK
  • 「気づいたら10分以上弾いてた!」なんて日があれば最高ですね!

② 小さな目標を立てよう

「8月末までにこの曲のイントロを弾けるようになる」
「バレーコードが押さえられるようになる」
「コードを短音でバラして弾いてアルペジオっぽいことにトライしてみる」

みたいに、小さなゴールをいくつか立ててみましょう。
一つ一つ達成できたときの達成感がモチベーションに繋がるはず!


③ 弾きたい曲にどんどんチャレンジ

「まだこの曲は難しいかも…」って遠慮せずに、好きな曲にチャレンジしてOK!
最初は一部だけでもいいし、サビだけでもいい。
夏休みのまとまった時間を利用して色々と挑戦してみましょう!


④ 自分の演奏を録音してみよう

自分の音を客観的に聞くことで、

  • 「思ってたよりテンポが速い」
  • 「リズムがヨレてる」

なんて気づきがたくさんあります。
“録音して、1週間後に聴き返す”を夏休み中に何回か繰り返してみるのはどうでしょう?
後から聴いてみると「おっ、あの頃より成長してる!」って思えることも多いですよ。


⑤ 夏だからこそ、外でもギター!

夕方の公園、友達とのキャンプ、海辺での日没。
ちょっとギターを持ち出して、いつもと違う環境で弾くのもおすすめ。
「人前で弾くと緊張する」って人もいるかもしれませんが、それもいい経験になるかも!?


夏休みの時間をどう使うかで差をつけましょう!
この夏でギターのレベルがグッとアップできるといいですね。
「2025年夏休み=自分史上、最高にギターが上手くなった期間」
そう言えるように、一緒に楽しんで練習していきましょう!

初心者におすすめのギターはどっち?アコギとエレキの違いと選び方アコギ エレキ 違い 初心者

こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。

「ギターを始めたい!」と思ったときに、最初にぶつかるのがこの疑問。
「アコギとエレキ、どっちを選べばいいの?」

それぞれに特徴があり、良さがあります。この記事では、初心者目線でアコースティックギター(アコギ)とエレクトリックギター(エレキ)の違いをわかりやすく解説しながら、あなたに合ったギター選びのヒントをお届けしたいと思います。


① アコギとエレキの基本的な違い

■ アコースティックギター(アコギ)の特徴

  • アンプがなくても音が出る(生音が大きい)
  • 音色は柔らかくナチュラル
  • ボディが大きく、中が空洞になっている
  • ギター本体だけで演奏可能(基本的には周辺機材不要)
  • 弾き語り・フォーク・ポップスなどに向いている

■ エレクトリックギター(エレキ)の特徴

  • アンプに繋がないと十分な音が出ない(電気信号で音を増幅させる)
  • 音は太く、音作りの幅が広い(歪みやエフェクトも使える)
  • ボディは小さく重めで、空洞はないものが多い(ソリッドボディ)
  • アンプ・シールドなどの周辺機材が必要
  • ロック・メタル・ジャズ・ファンクなどに向いている

② アコギのメリット・デメリット

■ メリット

  • アンプ不要で、どこでもすぐ弾ける
  • 弾き語りがすぐ始められる
  • 比較的シンプルで習得しやすい

■ デメリット

  • 弦のテンションが強めで、指が少し痛くなりやすい
  • ボディが大きいので、体格によっては抱えにくい
  • 音量を小さくするのが難しい(夜間の練習には不向きかも?)

③ エレキギターのメリット・デメリット

■ メリット

  • 弦が柔らかく押さえやすいため、指が痛くなりにくい
  • 音作りの幅が広く、色々なジャンルに対応できる
  • アンプを通して迫力ある音を出せる

■ デメリット

  • アンプやシールドなどの周辺機材が必要
  • 生音は小さく、アンプがないと練習しづらい
  • はじめは色々な機材の使い方で戸惑うことも

④ どっちが初心者向け?

実は、どちらも初心者におすすめです。
ただし、選ぶときには「どんな音楽をやりたいか?」を考えると選びやすくなります。

■ こんな人にはアコギがおすすめ

  • 弾き語りがしたい
  • シンプルに音楽を楽しみたい
  • アンプなどを使わず気軽に始めたい

■ こんな人にはエレキがおすすめ

  • ロックやバンドサウンドが好き
  • 弾いてみたいアーティストがエレキを使っている
  • 指が痛くなりやすい人(弦が柔らかいので押さえやすい)

アコギもエレキも、それぞれに良さがあり、「どちらが正解」ということはありません。
大切なのは、あなたの“やりたい音楽”と“続けられそうな環境”に合っているかどうか。
どちらにするか迷ったら先生や先輩に相談してみたり、楽器店で試奏したり、音の違いをYouTubeなどの動画サイトで聴き比べてみましょう!

ギターを弾くなら爪は切るべき?長さと整え方のポイントギター 爪の長さ

こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。

ギターを始めたばかりの人からよく聞かれる質問のひとつ。
それが──
「爪って切ったほうがいいの?」

答えは基本的に“YES ”です!
特に左手(押さえる側)の爪は、ギター演奏に大きく影響します。


① 左手の爪は必ず短く!

左手は指先で弦を押さえるため、爪が長いと

  • 弦がうまく押さえられない
  • 指がフレットに届きづらくなる
  • 音がビビる・鳴らない

といった問題が起こりやすくなります。

理想の爪の長さは?
指先から爪がほとんど出ていない状態。
指の腹でしっかり弦を押さえられる長さにしましょう。


② 右手の爪はスタイルによって変わる

右手(ピッキングやストロークする側)は、演奏スタイルによって爪の扱いが変わります。

  • ピックを使う人
    → 短く整えておけばOK。ピックが主役なので爪は不要。
  • フィンガースタイル・クラシック奏法をする人
    → むしろ爪を伸ばす人が多いです。爪で弾くことで明るくクリアな音を出すため。

ただし、初心者のうちは無理に伸ばさなくて大丈夫です。ピックや指の腹で充分きれいな音は出せます。


③ 爪の整え方のポイント

  • 切る前にチェック:指先から出ていないか?を確認
  • 丸く整える:引っかかりを防ぐため、角は軽く丸く
  • ヤスリを使うと◎:仕上げに滑らかにしておくと安心です

ギターを弾くようになると、ちょっとした爪の出っ張りでも気になりはじめます。定期的にケアするよう心がけましょう!


まとめとして

  • → 左手の爪は必ず短く!(押さえるのに支障が出る)
  • → 右手はスタイル次第(ピックなら短く、フィンガーなら少し伸ばすのもあり)
  • → 弾きやすさも音も、爪の長さひとつで大きく変わります。

快適なギターライフのために、爪のケアはぜひ習慣にしておきましょう!

ギター初心者は何から練習すればいい?【最初の5ステップ】

ギター初心者は何から練習すればいい?【最初の5ステップ】

こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。

「ギターの練習、何から手をつければいいの?」というのは、初心者が最初にぶつかる大きな壁のひとつ。
そこで今回は、ギター初心者が“何から練習すればいいか”を段階的にわかりやすく解説します。


ステップ 1. まずは「チューニング」ができるようになろう

ギターの音がズレていたら、どんな練習も台無しです。

  • スマホアプリを使うのもOK
  • 毎回の練習前に必ずチューニングする習慣を

→ 最初に覚えるべき音名(6弦から)
E – A – D – G – B – E(低い方から高い方へ)

ステップ 2. 左手の「指慣らし」運動(運指練習)

指を徐々に自由に動かせるようにトライしてみましょう。

  • 1フレット → 2フレット → 3フレット → 4フレット を順番に押さえる
  • 6弦〜1弦まで上下に移動する
  • メトロノームに合わせてやるとリズム感も鍛えられる

→ 「1日3分でもいいので毎日やる」のが大切!

ステップ 3. 簡単なコードを覚えて押さえてみる

おすすめの最初のコード8つ:C / G / D / E / A / Dm / Em / Am

  • 覚えるのは1日1個でOK
  • 指の形は“視覚”で覚えるより“体で慣れる”のが早い

→ 最初は音が全部鳴らなくても大丈夫!あせらず慣れましょう。

ステップ 4. コードチェンジを練習しよう

1つのコードを押さえる → 次のコードへスムーズに動かすことにチャレンジしてみましょう。

  • まずはEm → GやC → Gなど、よく使う組み合わせで練習
  • 1つずつのコードがきれいに鳴らなくても、リズムを止めずに切り替える練習を優先!

→ 「止まらずに弾き切る」が上達への近道です。

ステップ 5. 1曲だけを目標に練習する

曲を通して弾けるようになると「ギターって楽しい!」と実感しやすくなります。

  • 最初は3コードで弾ける簡単な曲(“3コード”“曲”で検索して好きな曲を選んでください)
  • わからないところがあっても、サビだけ弾くでもOK

→ モチベーションUPのためにも「これ弾けた!」という体験が重要です。


「毎日ちょっとずつでも続ける」ことが一番の近道です。
やれることを継続して練習してみてくださいね。

【ギター講師】荒川清貴 Kiyotaka Arakawa

兵庫県出身
バークリー音楽大学卒業
3歳からクラシックピアノを学び14歳からギターに転向。
アメリカンブルース、60~70年代ブリティッシュロック、モータウン、90年以降のアメリカンハードロック、オルタナティブロックから多大な影響を受ける。
自身がリーダーを務めるバンドでの活動やオルタナティブロックバンドのメンバー、アコースティックシンガーソングライターのサポート、
パンクロックバンドのメンバーとしての活動を通じて都内のライブハウスから幕張メッセでのライブや様々なレコーディングセッションを経験。
歌を活かすリフメイキング、バッキングやコードワークを得意としている。

エレキギターは立って練習すべき?

エレキギターは立って練習すべき?

~座り or 立ち、あなたの練習に必要なのはどっち?~

こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。

「家ではいつも座って練習してるけど、ライブでは立って弾かなきゃいけない…」
「立つと弾きにくくて、ソロがボロボロになる…」
そんな経験ありませんか?

今回は、”エレキギターは立って練習すべきか?”について、
ギター講師としての視点と経験から解説していきます。


結論としては『どちらも必要』!

でも“目的によって使い分ける”のがコツ!!!

  • 正確に運指やフレーズを覚えたい → 座り弾き
  • 本番を想定した演奏に慣れたい → 立ち弾き

座り・立ちどちらが「正解」ではなく、練習の目的によって選びましょう!


■座って練習するメリット

  • 正確なフォームが保ちやすい
    ギターの位置が安定するので、無駄な力が入りにくいです。
    特に初心者の基礎練習や運指練習には最適!
  • 長時間の練習に向いている
    足が疲れないので集中力を持続しやすい。
    スケールやフィンガリングの練習などに◎

■立って練習するメリット

  • 本番を想定した練習ができる
    ライブやスタジオでは必ず立ち姿勢になります。
    ストラップの位置や腕の角度が変わるため、座りとのギャップに慣れることが重要。
  • 体を使ったプレイに慣れる
    立って弾くと自然に身体が動きます。
    ステージ映えするプレイやグルーヴ感は、立ち練習で磨かれる!

よくある「立ち練習でつまずくポイント」は!?

  • ストラップが低すぎる
    見た目重視で下げすぎると、ピッキング精度が下がる/フレーズが崩れたり、弾けないといったトラブルの原因に!
    ストラップを調整しながら自分にとって一番いい感じの高さを探してみましょう。

ステージで演奏したいなら「立ち練習」はマスト!

エレキギターを始めたばかりのうちは座り練習が基本。
でも、ライブや人前での演奏を目指すなら、立って弾く力も鍛える必要があります。
目的を意識して、あなたに合った練習スタイルを見つけてください!

【ギター講師】荒川清貴 Kiyotaka Arakawa

兵庫県出身
バークリー音楽大学卒業
3歳からクラシックピアノを学び14歳からギターに転向。
アメリカンブルース、60~70年代ブリティッシュロック、モータウン、90年以降のアメリカンハードロック、オルタナティブロックから多大な影響を受ける。
自身がリーダーを務めるバンドでの活動やオルタナティブロックバンドのメンバー、アコースティックシンガーソングライターのサポート、
パンクロックバンドのメンバーとしての活動を通じて都内のライブハウスから幕張メッセでのライブや様々なレコーディングセッションを経験。
歌を活かすリフメイキング、バッキングやコードワークを得意としている。

【初心者向け】初めてのギターチューニング|チューナーの使い方を解説

こんにちは!
Throbberギター講師の藤木です。

今回は「初めてのギターチューニング」を解説していきます。

エレキもアコギも


・チューニングとは音合わせ、調弦の事です!
ギター系の楽器は環境によっては音程がずれ易い為、常に自分自身でチューニングする必要があります。
自分の音がずれたまま練習や演奏をしない様に、しっかりとチューニングの方法を覚えましょう!


この動画では…
①チューナーの種類
②チューニングの方法

・チューナー種類について

チューナーには
クリップ式、エフェクターペダル式、音叉,スマホアプリなど有りますが、
今回は一般的なタイプのクリップ式チューナーを使用していきます。

クリップ式チューナーは楽器の振動を拾って音名をデジタル表示してくれるものです。
安いものでも構いませんので購入する事をお勧めします。


チューナーには…
気をつけておきたい事 → モードとピッチの設定がある

・モード

各楽器専用モード
まずモード表記G、B、U、V、が有ります。
その半音階Cのクロマチックモード
モード表記の無いものは初めからクロマチックモードになっている事が多いです。

クロマチックモードでのチューニング方法ができればある程度のチューナーチューでも対応できるようになりますので、
今回は「Cのクロマチックモード」でチューニング方法を覚えてみましょう。

・ピッチ

まず一般的には440㎐のピッチ設定で合わせることが多いので表示を確認しましょう。
ピッチ表記が無いチューナーは初めから440Hz固定の事が多いので設定の必要は有りません。

(スマホ)


ギターにチューナーをつけてみよう

今回はエレキギターでやってみましょう。

今回はアンプを通して音を鳴らしていますが、基本的にクリップ式チューナーの場合は弦の振動そのものを拾うので必ずしもアンプから音を鳴らす必要は有りません。

ゴム面がしっかり設置していないと振動を拾わないので確認しましょう!


→まず基本的なドレミの概念を把握しましょう。

・チューナーに表示される音名はアルファベット表記です!
ドレミファソラシドは C D E F G A B で表記されます。

・ギターのチューニングは6弦側(太い弦)からE A D G B Eです。
トラブルを防ぐためにこの並びはできれば暗記してください。

それでは、実際にやってみましょう!


手順ですが、、、

まず、「今何の音か?」を確認しましょう。Dですね。
そして、目的の音は、6弦を合わせるならEです。

音名の並び順に音が高くなるのでDからEに合わせるためには糸巻(ペグ)を締めて音を高くすればいいわけです。

どちらに回せば音が高くなるかはチューナーの表記と耳で判断できるようにしましょう。
チューナーメーターのセンターに合えば合っている状態です。

注意点:無意識に鳴らさない状態でペグを回すと音が上がっているか下がっているか判断できずに弦を切ってしまうことがあるので、
必ず「ペグを回す際は鳴らしながら」!やりましょう。


再度確認。

初めに合わせた弦がその後合わせた弦全体の張力でネックが引っ張られるので多少低くなっているかと思いますので、
6〜1弦全体を合わせたら再度全ての弦を細かく確認しましょう。

この記事を書いたのは

【ギター講師】藤木エイジ Eiji Fjiki

福井県出身
甲陽音楽院卒業
ビートルズ、カーペンターズ等で音楽に目覚め、エリッククラプトンやジミーヘンドリックス等でROCKに傾倒。 ジャズ・フュージョンギタリスト土野裕司氏に師事。 神戸甲陽音楽院にてアンサンブル、上級理論、アレンジ等を学びJAZZに傾倒。 専門学校やミュージックスクールにてギター・ベース・ウクレレ講師を勤める。
世界的ギタリストであるマイクスターン氏とのセッションを経験。
自己名義のバンド・デュオスタイルでの活動や関東圏にて毎月定期的にセッションホストを勤める。
有楽町FCCJ(日本外国特派員協会)にて定期出演・・・など。
講師としてだけでなく、サポート演奏、大手レコード会社音源のギター収録、フェス等の出演、企業イベントの演奏等活動の幅も多岐にわたる。