こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。
ギターを練習していると、曲の解説や理論の話でよく出てくる言葉「キー(Key)」。
「この曲はCのキーです」「キーが変わると雰囲気が変わるよ」なんて言われても、最初はピンとこないですよね。
今回はギター初心者の方向けに、「キー」って何?どうして大事なの?を、ざっくり&簡単に解説したいと思います。
そもそも「キー」ってなに?
ざっくり言うと、その曲の“中心になる音”と“使われる音のルール”のことです。
たとえばキーがCの曲なら、基本的にCメジャースケール(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ)の音を使って構成されています。
つまり、「Cを中心にして、この7つの音をベースに作られた曲ですよ」というのが「Cのキーです」という意味です。
キーがあると何がわかるの?
キーがわかると、こんなことが見えてきます!
- どんなコードが出てくるか予想できる
→ キーが“Cメジャー”なら、C、Dm、Em、F、G、Am、Bdimといったコードが登場しやすいです。これがダイアトニックコードです。 - どのスケールを使ってソロを弾けばいいかわかる
→ キーが“Aマイナー”なら、Aマイナーペンタトニックを使えばハマる!という感じ。 - 曲の雰囲気や色がつかめる
→ Cメジャー=明るい、Aマイナー=切ない、みたいな感覚も持てるようになります。
ギターと「キー」の関係
ギターでは、曲に合わせてコードを押さえたり、スケールを弾いたりします。
キーを意識すると「このキーならこのコード進行が使える」「このポジションでスケールが弾ける」という理解につながります。
例:
・Cメジャーのキーなら、よくあるコード進行は「C → G → Am → F」など
・Aマイナーのキーなら、「Am → Dm → E」などが多い
Q. メジャーキーとマイナーキーってどう違うの?
- メジャーキー:明るくポップな印象(例:Cメジャー)
- マイナーキー:少し切なかったりカッコいい印象(例:Aマイナー)
ちなみに、CメジャーとAマイナーは同じ音を使っています!(平行調といいます)
Q. キーがわからなくてもギターは弾けるの?
→ はい、弾けます!
でもキーを意識すると、コードのつながりが自然に覚えられたり、耳コピがしやすくなったりして、演奏の幅がグンと広がりますよ。
この記事をきっかけに少しでも音楽理論に興味を持ってもらえると嬉しいです!