こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。
ギターを始めたばかりの人にとって、”コードチェンジ(コードの切り替え)”は最初の大きな壁の一つ。
「ゆっくりならできるけど、曲のテンポになると間に合わない…」
「押さえたつもりなのに音が鳴らない!」
そんな悩み、あるんじゃないでしょうか?
今回は、コードチェンジをスムーズにするためのコツと練習法を、わかりやすく解説します。
① なぜコードチェンジが難しいのか?
初心者がコードチェンジでつまずく理由はいくつかあります。
- 指の動きがまだぎこちない
- 次のコードの形を「覚えていない」
- 一度に全部の指を動かすことに慣れていない
- 無理な力が入ってしまっている
つまり、慣れていない指の動きと脳の準備不足が原因なんです。
② スピードより「正確さ」が重要です!
まずは、一つ一つのコードを正しいフォームで押さえることを優先しましょう。
音がしっかり鳴る押さえ方ができていないと、スピードを上げても意味がありません。
チェックポイント:
- すべての弦がクリアに鳴っているか
- 指が立っているか
- 不必要な弦に触れていないか
③ コード2つで“往復練習”
例)GとCのコードチェンジの場合
- Gコードを押さえる
- ゆっくりCコードに切り替える
- またGに戻す
この「往復」を繰り返す。
最初はメトロノームなしでOK。
慣れてきたら、メトロノームを使用し、徐々にテンポを少しずつ上げていきましょう。
④ 指を「同時に動かす」意識を持つ
初心者によくあるのが、「1本ずつ指を動かしてコードを作る」やり方。
でも、実際の演奏ではそれでは間に合いません。
コツとしては:
- 次のコードの形を頭の中でイメージしてから動かす
- 指を同時に動かす練習をする
「形を記憶 → 一瞬で切り替える」この反復で指が反応してくるようになります。
⑤ 左手ばかりに集中しすぎないで!
ストローク(右手)のリズムも、コードチェンジと連動しています。
コードチェンジに集中するあまり、リズムが止まってしまうと、曲の流れも止まってしまいます。
おすすめ:
簡単なダウンストローク1拍ずつでコードチェンジの練習をすること。
リズムを止めずに弾くことで、実際の演奏に近づけていきましょう。
⑥ 継続は力なり!
どの練習にも言えますがコードチェンジの上達にも、「回数」と「継続」が何より大切です。
1日10分でも、毎日続けると指の動きは確実に変わります。
✅ ポイントおさらい
コードチェンジは、慣れと反復で必ず上達します!
- 最初はゆっくりでOK!正確さ重視
- コード2つの往復練習が効果的
- 指を同時に動かす意識を持つ
- リズムを止めずに練習しよう
つまずいても諦めないでください!
ある日ふと、自然に指が動く瞬間が来るはずです。