こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。
ギターを始めたばかりの人がロックに憧れて最初にぶつかる壁のひとつが 「コードを押さえるのが難しい!」 ということ。
特にFコードなどのバレーコードは押さえるのが大変で、挫折ポイントになりがちです。
でも安心してください。
実は、ロックの名曲の多くは 「パワーコード」 というシンプルな押さえ方で弾けるんです。
今回は、その魔法のようなパワーコードについて解説します。
パワーコードとは?
パワーコードは、コードの中でも ルート音(主音)と5度の音 だけで作られるシンプルなコード。
通常のコードのように3つ以上の音を組み合わせるのではなく、2つだけで成り立つのが特徴です。
例えば:
- Cコード → 本来はC(ルート音)、E(3度)、G(5度)の3音
- パワーコード(C5)→ CとGの2音だけ
余計な音を省いているので、押さえやすく、音もスッキリしていてロックやハードロックにピッタリの響きになります。
なぜ「パワーコード」って呼ばれるの?
2つの音しかないのに「パワーコード」と呼ばれる理由は、その 厚みと迫力ある響き にあります。
ディストーションを効かせたエレキギターで鳴らすと、シンプルなのにものすごい存在感!
ロックのリフやバッキングで多用されるのはこのためです。
押さえ方の基本
一番よく使う形はこんな感じです。
- 6弦(太い方の弦)をルート音にする
- 5弦の2フレット上(5度)を押さえる
- さらにその下の弦(4弦)を同じフレットで押さえる
例:6弦3フレット(G)をルートにすると、
- 6弦3フレット(ルート音 G)
- 5弦5フレット(5度 D)
- 4弦5フレット(ルート音の1オクターブ上のG)
これで「G5」というパワーコードが完成します。
パワーコードで弾けるロックの世界
初心者でもパワーコードを覚えれば、すぐにロックらしいフレーズが弾けるようになります。
例えば…
- Green Dayの『Basket Case』
- Nirvanaの『Smells Like Teen Spirit』
などの名曲は、ほとんどがパワーコードで構成されています。
まとめ
初心者のうちにパワーコードをマスターすれば、すぐにロックの雰囲気を楽しめます。
難しいコードに悩む前に、まずはこのパワーコードを体に染み込ませましょう!