こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。
ギタリストの多くが使っている「タブ譜」。
とても便利な反面、楽譜(五線譜)を読む力がなかなか育たない…という悩み、ありませんか?
「リズムがわからない」
「他の楽器と合わせにくい」
「楽譜しかない場面で何もできない」
そんな悩みを解決するには、楽譜を読む力=音楽を読む力を少しずつ育てていく必要があります。
今回は、ギタリストがタブ譜から卒業して、楽譜に強くなるための5ステップを紹介したいと思います!
ステップ 1. 五線譜の「しくみ」を理解しよう
まずは五線譜が何を表しているのかを理解します。
■基本ポイント
・ト音記号=ギターが使う記号
・五線の上下=音の高さ
・音符の形=音の長さ(四分音符・八分音符など)
■練習方法
・ドレミファソラシドを五線譜で覚える
・音符カードやアプリ(例:Tenuto)でクイズ感覚で練習
目標:「五線譜を見て、ドレミで読めるようになる」
ステップ 2. 指板と音名をリンクさせよう
ギターは、同じ音がいくつもの場所で出せる楽器。
だからこそ、「この音はどこで鳴らす?」を知ることが重要です。
■おすすめ練習
・各弦の開放〜5フレットまでの音名を言いながら弾く
・1日1弦ずつ覚えるでもOK
目標:「3弦5フレット=C、など瞬時に言えるように」
ステップ 3. 簡単なメロディ譜を読んでみよう
いよいよ実践!
最初は難しい曲ではなく、童謡やシンプルなメロディ譜で練習します。
例:「キラキラ星」「ハッピーバースデー」など
■ポイント:
・音符を声に出しながら弾く
・1日1〜2小節だけ読むでもOK
目標:「譜面を見て“音を探す”ことに慣れる」
ステップ 4. コード譜&リズム譜を読む練習
楽譜といっても、コード譜やリズム譜も“読む力”が必要です。
できるようになりたいこと
・コードネームを見て押さえる
・リズム譜からストロークパターンを理解する
・タブなしで曲の伴奏ができるように
目標:「コード譜だけでバッキングができる」
ステップ 5. 実際の曲を楽譜で読んで演奏しよう
ここまで来たら、実際のクラシック譜やジャズ譜などにチャレンジしてみましょう!
できるようになりたいこと
・合奏やアンサンブルで困らない
・初見演奏ができる
・タブ譜がなくても演奏できる自由さが手に入る!
タブ譜は“卒業”ではなく“併用”するのはOKです!
タブ譜を完全に手放す必要はありません。
でも「読める力」を持っていれば、音楽の理解度も表現力も格段に上がります。
ギタリストとして“読める力”を持つことは、あなたの音楽人生を何倍にも広げてくれます。
タブ譜の次のステージ、今日から少しずつ始めてみませんか?