
こんにちは。
Throbber ギター講師の荒川です。
カッティングは、ファンクやポップス、ロックなど幅広いジャンルで使われるリズム奏法です。
軽快なリズムとノリを生み出すテクニックですが、「音が濁る」「リズムがヨレる」と悩む人も多いのではないでしょうか?
今回は、カッティングを上達させるためのコツを解説したいと思います。
① リズムを最優先する
カッティングはコードやフレーズよりも、まず リズムが命。
- メトロノームに合わせて一定のリズムを刻む
- 曲に合わせて右手だけでストロークを繰り返す
- 16分音符を意識して「ダウン・アップ」を均等に動かす
コードや単音を出さなくても、右手のリズムを安定させる練習から始めましょう。
② ミュートをしっかりと行う
カッティングのカッコよさは「鳴らす音」と「鳴らさない音」のコントラストにあります。
- 左手ミュート:弦に軽く触れて音を止める
- 右手ミュート:手のひら(側面)で音を止める
2つのミュートを意識して正しく行うと、音のメリハリが出ます。
③ 軽快なストロークを心がける
力任せに振ると音が荒くなったり、ぎこちなくなったりします。
- 手首のスナップを効かせてコンパクトに動かす
- ピックを深く入れすぎない
- 弦に引っかからないよう力を抜きスムーズにストロークする
「軽く」「しなやかに」を意識してみましょう。
④ 小節の中で「抜く」ことを意識する
カッティングは弾き続けるのではなく、リズムの中で抜く部分(間)を作ることでグルーヴが生まれます。
- 16分のうち「音を鳴らす場所」と「音を鳴らさない場所」を意識する
- 複雑なカッティングパターンではなく、できるだけシンプルに刻む
間を埋めるのでなく 「空白のリズム」 を大切にしましょう!
上記のポイント意識することで、カッティングは驚くほどカッコよくなります。
ぜひ練習してみてくださいね!

